2023.01.29 2024.02.16
AIが様々な業界で盛り上がりを見せていますね。これまで何時間もかけて考えていたことが、ものの数秒で出来てしまう時代に突入し始めています。もちろん英語学習においても例外ではありません。
中でも ChatGPT がその精度故にとんでもない注目を浴びているのもあり、「ChatGPT ってなんだろう?」「英語学習にどう活かせるんだろう?」と思ってこの記事に辿り着いた方も多いと思います。
この記事では、僕が英語学習において実際に行なっている ChatGPT の具体的な活用法を紹介していきます。
この記事に書いていることを実践すれば今後の英語学習の効率が飛躍的に上がるので英語の勉強頑張ってる方は必見です!
ChatGPT は OpenAI が開発した AIによるチャットツールです。小学生でもわかるように説明すると、頭の良いコンピューターとチャット出来るツールとなります。
世の中には、料理に詳しい一流シェフ、筋肉に詳しいパーソナルトレーナー、英語に詳しい英語講師などそれぞれプロが存在しますが、一流シェフ並みに料理に詳しくて、筋肉のことを何でも知っていてかつ、英語がペラペラな人を見つけるのは至難の業で、条件が増えれば増えるほどそれはより非現実的なものになっていきます。
ただし ChatGPTの人工知能によって、そのどの分野にも長けた天才博識と会話が出来るようになり、英語学習においても ChatGPT は英語を教えてくれるネイティブのような心強いパートナーになり得るんです!
まずはイメージが湧きやすいように最も簡単な例から紹介していきます。英語学習者であれば誰でも一度は「翻訳アプリ」を使ったことがあるんじゃないでしょうか。今だとその精度の高さ故に DeepL を活用してる方も多いのではないかと思います。
もちろん ChatGPT にとって、英語の翻訳なんて一瞬で、正直 DeepL を凌ぐほどの精度です。画像のように、チャットで翻訳を依頼することで答えが返ってくる仕組みとなっています。
さらにすごいのが、基本的に翻訳ツールと言ったら、貼り付けた文に対する翻訳結果が返ってくるだけですよね。でも思い出してください。ChatGPT は人工知能なので会話が出来ます。なので例えば、「もっとカジュアルに友達と話してるような文章にしたい」と書き加えると、要望に沿った別の翻訳結果が返ってきます。
これによってより柔軟に英語を翻訳することが出来るようになるんです。もうこれだけでも価値があると言っても過言ではありませんが ChatGPTにはまだまだ使い方があります。
ここからがChatGPTの真髄になってきますよ!日々英語の勉強をしていると、学んだ英語に関する疑問って出てきますよね。 例えば、”atmosphere” と “ambience” どっちも「雰囲気」で覚えたんだけど何が違うんだろう?なんて疑問に思ったことはありませんか?
これも英語マスターの ChatGPT師範に聞いてみたところ、5秒ほどでこう返ってきました。
「あなたが神か」と言いたくなるほどの的確な解答。ネイティブの友達にこの結果を見せたところ、「なんか悔しいけど言ってることは完全に正しいね」と言っていました。
ちなみに日本語で聞くことも出来るんですが、これまで何度も試した僕の経験からすると、英語に関する質問の場合、英語で聞いた方がより精度の高い結果が返ってくる印象です。こちらは同じ質問を日本語でしたものになります。言ってることは間違ってないのですが、聞きたかったのはそういうことじゃない、という具合になったりする時もあります。
実際に ChatGPTに頼り始めてからは、もはや Google 検索すらめんどくさいと感じてしまうレベルです。それもそのはず解答を得るまでのプロセスを比較しても一目瞭然で ChatGPT の方が楽で速いです。
Google 検索 | ChatGPT |
---|---|
1. 調べたいキーワードで検索する | 1. ChatGPTに聞く |
2. 数ある記事から良さそうなものを選ぶ | 2. (求めていた答えが来なければ質問の仕方を変える) |
3. 記事を読む | 3. 答え |
4. (探している答えが見つからなかったら 2~3 を繰り返す) | |
5. 答え |
次も僕がよく使ってる活用法です。日々英単語やフレーズを学んでいてもなかなか実際の使い方がわからずインプット止まりになってしまうことがよくあるかと思います。それを打破する為に、ChatGPTに気になる単語やフレーズを用いた例文を聞くようにしています。
例えば、「in the mood for (〜の気分)」というフレーズを学んだとして、ChatGPT 大先生に使い方の例を聞いてみます。
するとこのように使い方の例文リストになって5秒くらいで返ってきます。最近は、なかなか使い方がイメージ出来ないような単語やフレーズなどは、これを元に使い方のイメージを得て、友達との英会話やチャットで実践してみるということを繰り返しています。
ちなみに、せっかくもらった例文は単語と共にメモを残しておくなりして、忘れないよう心がけましょう!僕は英語に関するメモは全て Notion というアプリにメモしています。効率的な英単語帳の作り方はこちらで紹介しているので、是非参考にしてみてください。
また、例をもらうという点から派生して、さらなるチート級の使い方がありますのでそちらも紹介します。それが「模範解答をもらう」です。 例えば、英語の試験対策や、大学やカレッジ等の課題で何かしらまとまった文章を書く機会もあるかと思います。そんな時も ChatGPT 師匠のお出番です。試しに IELTS のライティングテストの問題をそのまま投げてみました。
ものの見事に素敵な模範回答を作ってもらいました。しかも数秒でこの結果です。自分の存在価値すら危うく否定されそうになります (笑) 試験対策や学校の課題で是非参考文章を得るのに活用してみてください。
最後はこちら「添削」です。英語学習者なら誰もが求めていると言っても過言ではないでしょう。ChatGPT によって、添削だけはどうしても人を頼らなければならないと思っていた常識が完全に崩れました。
下に添付したように自分が書いた文章を元に添削依頼をしてみると、文法ミスや単語の間違いを綺麗に正してくれます。翻訳の項でもお伝えした通り、より具体的な要望を送れば、それにそった添削をしてくれます。
英語日記を書いてる人なんかは、毎日自分の日記を添削してもらってもいいかもしれませんね。また、ChatGPT のすごいところは人のように知能があるということです。その凄さを垣間見える回答がこちらです。
ChatGPT さん曰く「まぁ文法的には正しいんだけど、もっとネイティブっぽくナチュラルに言うにはこう書いた方が良いゾ☆」とのことで、この解答には正直ゾッとしました。「間違ってたら指摘してね」って言っただけなのに、「こっちの方がナチュラルだよ」と言って全体的に文章を調整して提案してくれるなんて、下手したら教えるのが下手なネイティブより頼りになる説まであると思ってしまうほどの精度。
今後さらに精度が上がることを考えるともはや技術の進歩が怖いです (笑)
という感じで ChatGPT が英語学習においてどれだけ革新を起こしているのかが伝わったんじゃないかなと思います。今後 AI の技術がより身近なものになっていくのは必然であり、こういった新たなツールをこなしていくのも学習の効率化や成長に欠かせないものになっていきます。使いこなせる人とそうでない人で大きなが差が生まれてくることは間違いありません。
ChatGPT はこちらから
https://chat.openai.com/
ただそんなAIに頼っていく上でとても大事なのが、過信せずあくまでひとつの参考程度に捉えておくことです。現状AI技術も発展途上です。質問内容や質問の仕方によって回答にもバラつきがあり、要望通りの結果が返ってこなかったり、情報が不足している場合も多々あります。質問者の「正しい回答を引き出す質問力」が重要とまで言われたりしています。鵜呑みにしてしまうと、必ずどこかで痛い目にあってしまうので、今今は「こういう答え・考え方もあるんだな」くらいの感覚で向き合っていくのが良いのかなと思います。
是非参考にしてみてください!
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