2022.09.20 2024.03.24
海外留学で外せないアクティビティのひとつがボランティアです。日本ではあまり馴染みがありませんが、ここカナダではボランティア文化が浸透しており、イベントで活発的にボランティアする人も少なくありません。
今回はそんなトロントでボランティアが出来るイベントの中でも飛び抜けて大きなイベント「トロント国際映画祭 (TIFF)」でのボランティアの仕方やメリットなどをご紹介していきたいと思います!
TIFF に関して総合的にまとめた記事も別途用意しています。こちらも併せて読んでみてください!
僕も実際に2022と2023にTIFFのボランティアに参加しました!
ボランティアは、北米では誰でも知っているアクティビティのひとつで、いわゆるイベントのお手伝いです。お客さんのヘルプや会場設置準備などイベントを円滑に進めるために、イベント運営側はイベント開催に向けてボランティアスタッフを募集することがほとんどで、イベントが大きければ大きいほどたくさんの方が応募をしてきます。TIFFは北米でも最大規模を誇るイベントなので、何百人もの人がボランティアを楽しみます。
TIFF のボランティア業務は大きく分けて以下の4つに分かれています。(厳密にはもっと細かくわかれていますが、今回は理解しやすいように簡潔にまとめています)
座席の案内や館内の誘導、見張り、入退室のカウントなど。上映時間中、問題がないかずっと中で見張る担当などもいて、映画が丸々一本見れたりしちゃいます (笑)
こちらは劇場内ではなく外です。来場者の列のコントロールやルールの呼びかけ、また外には劇場がどこかわからず困っている人がたくさんいるので、そういった来場者のサポートなども行います。
開催期間中は Festival Street という歩行者天国の道ができ、そこには大きなTIFFサインを始めたくさんの出店や催し物があるので、それらの運用ヘルプ等をします。お客さんの写真を撮ってあげたりなども含まれます (笑)
イベント期間中はゲストだけでなく、大手メディアや業界関係者がたくさん来ます。TIFF ではそんな方々に向けたラウンジを設けていて、主にそこのヘルプを行います。中には、大切なゲストや関係者を空港までお迎えにいくなんてこともあるみたいです。
「俺まだそんなに英語喋れないけど大丈夫かな…」
「やってみたいけど私トロントに来たばっかりで英語力が不安…」
こんな風に思ってる人もいるかと思います。実際私も申し込む前はかなり不安でした。
結論としては、英語力は気にしなくて大丈夫です!英語力が低くてもなんとかなります。実際に「2週間前にトロント来ました!」って日本人の方がボランティアを楽しんでいました (笑)
もちろん喋れるに越したことはないですし、説明なども全て英語なので理解出来なければ何をすれば良いのかわからないという事態になることもあり得ますが、そもそもの業務がかなり簡単なものばかりなので、その場の流れでなんとかなるものがほとんどです。私も理解出来ない部分など多々あったのですが、スタッフの方々が良い人ばかりで個別で聞きに行った際に丁寧に説明しなおしてくれました。
TIFF のボランティアは本当に良い事尽くしです!実際にボランティアをしてみて、どんなに忙しくてもまた来年も参加したいなと思えたほど。個人的に感じた「ボランティアをして良かったこと」をまとめてみました。
やはり英語を学びにトロントへ留学に来ている人も多いと思いますが、英語の勉強にボランティアは間違いなく最強です。ボランティアへの申し込みを始め、運営からの案内やお知らせ、オリエンテーション、当日のスタッフとの会話やお客さんとの会話ももちろん全て英語です。こんなに英語漬けになることは普通に生活していればなかなかないので、本当に良い経験になりました。
新しい英語表現などが学べるのは当然のこと、思うように喋れない、なんて言ってるかわからない時の悔しさがバネになって英語に対するモチベーションが爆上がりします。英語を伸ばしたいと思ってる人は是非挑戦してもらいたいです!
これも大きなメリットですね。現地の老若男女たくさんの人が応募してきているので、ネイティブの友達を作るにはこれ以上良い環境はありません。ボランティア中は一緒に行動したりすることも多く、また多くの人が映画や俳優などが好きで応募してきているので、共通の話題も作りやすく友達も出来やすいです!シフトが終わってからみんなでご飯に行ったり、期間中見かけたら声をかけ合ったりと、友達が出来ると毎日の生活が少し明るくなります。TIFFのボランティアをきっかけにネイティブの友達を増やしちゃいましょう!
これはまさに TIFF のボランティアの大きな特権ですね (笑) ボランティアをしなくても有名人と会うことは出来るのですが、ボランティアじゃないと入れない裏側や控室などもあって、運が良ければボランティアしか見れないような角度からセレブリティを拝めたりしますよ!
セレブリティに出会う方法に関しては別途記事をまとめているのでこちらも目を通してみてください!
TIFF のボランティアは特典が豊富なのでも有名です。以下に得られるボランティア特典をまとめてみました。
シフトの数に応じて映画の無料チケットがもらえます。厳密にいうと、1日7時間未満のシフトで1枚、7時間以上のシフトで2枚もらえます。ボランティアは4回のシフトが必須になるので、最低でも4枚のチケットがもらえちゃうんです。このチケットは友達に譲ることも可能ですよ!
TIFF には各劇場に Rush Line という列が設けられていて、当日キャンセル等で劇場内の席に空きが出来た場合、その列に並んでいる方から順番に案内してもらえます。当日来れなくなっちゃう人は割と多いので、映画にもよりますがかなりの人数が入れたりします。案内された場合、当然チケット代を払わなければいけないのですが、実はボランティアバッジを見せればタダで見れちゃうんです!プレミア上映も Rush Line から入れたりするのでこの特典は侮れませんよ!
TIFF終了時にボランティアチョイスで選ばれた一番人気の映画がボランティアの人たちだけに向けて無料で上映されます。映画を楽しめるのはもちろんのこと、一緒にボランティアした友達と再会するきっかけにもなりますよ!
TIFF には年間会員のメンバーシップなるものが存在するのですが、ボランティアなら $160 のところが $40 で申し込めます。年間会員になっていれば会員限定のコンテンツを楽しめたり、一般の人よりも早くチケットが入手出来たりするみたいです。まぁでも留学生で年間会員に興味ある人は少ないかもしれませんね…(笑)
これはどちらかというと記念ですが、ボランティア専用のTシャツとバッジが手に入ります。留学の思い出になりますよ。
最後にボランティアの申し込み方法ですが、TIFFの時期が近づいてくると、公式サイトにてボランティアの募集が始まります。そこにある申し込みフォームを送信するだけで、特に面接などもないので誰でも可能です。申し込み完了後、約3週間後くらいに合否の返答が来ます。
ボランティア募集ページ
https://tiff.net/volunteer
ボランティアの募集は割と早めに閉められてしまうので、こまめに公式サイトをチェックしておくことを強くおすすめします!
ボランティアに受かると、オリエンテーション動画をもとに、簡単なオンラインクイズをすることになります。それらをクリアすると、この Volunteer Hub と言われるボランティアの人専用のページにログイン出来るようになります。各会場やドレスコード、その他ボランティア特典などに関するマニュアルもここに全部用意されているので不安な人はじっくりマニュアルを読んでから臨むことも可能です。顔写真の申請やシフトの希望なども全てここで行われることになるのでメールで来るお知らせはこまめにチェックしておきましょう!
いかがでしたか?せっかくの留学生活ぜひこういったボランティアにも挑戦してみてください!特に TIFF のボランティアは他のイベントと比べてもボランティアの管理システムや管理メンバーなどもかなりしっかりしているで快適に楽しめますよ!TIFFのボランティアをきっかけに、映画をたくさん見て、英語で話せる友達もたくさんつくって、セレブリティにも会って、最高な思い出作りをしちゃいましょう!
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