2024年 | 海外送金Wise(ワイズ)の使い方とアカウント作成方法を徹底解説

2024.10.08 2024.10.09

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「なるべく速く、安く海外送金する方法ないかなぁ」なんてお悩みではありませんか?

留学やワーホリ等で海外生活している方は一度は海外送金で悩まされたことがあると思うんですよね。この記事ではそんな方に向けて、海外生活7年目の僕が愛用している Wise (ワイズ) という最新の海外送金サービスについて、使い方からアカウントの作成方法まで徹底的に解説していきます!

なるべく安く、そして出来るだけ速く海外送金したいという方は、とりあえずこの記事を読んでおけばそのお悩み解決出来ると思います!

1. 海外送金サービス Wise とは?

お金を扱うサービスって、特に初めて使う時は多少なりとも不安になりますよね。まずはそんな不安を解消するために「Wise とはなんぞや?」という部分から少し説明させてください。

Wise はいわゆる、日本から海外、海外から日本など、国外へお金を送金する際に利用出来るサービスなんですが、大きな特徴はその安さとスピードで、Wise 独自の送金システムを用いることによって銀行や他の海外送金サービスに比べて送信手数料が安くかつ圧倒的なスピード差で海外送金が可能となっています。

以下に、もう少し詳しく Wise の仕組みや企業背景について解説していきます。ちょっと専門的な話になってくるので、「周りの友達みんな使ってるし、仕組みとかはどうでもいいから早く使い方を教えてくれ」って方は次の項まで飛ばしちゃってください!

Wise 海外送金の仕組み

銀行の海外送金は通常 SWIFT という仕組みを利用して行われていて、一般的にいくつかの中継銀行を介して目的の銀行に送金されるようになっています。
※ SWIFT: 世界中の銀行を電信で結んだネットワークのこと

銀行の海外送金が高額になりがちなのは、この中継銀行がそれぞれ独自に手数料を課すことがあるためで、着金までに時間がかかるのもこういった仕組みが要因となっています。

対して Wise は SWIFT ではなく、独自の銀行口座のネットワークを利用していて、例えば、日本にある自分の口座からアメリカの口座に送金する場合、日本から直接アメリカの銀行に送られるわけではなく、日本からWiseが管理する日本のWise口座に振り込まれ、Wise はそのデータを受け取り、アメリカにある Wise口座からカナダの送金先の口座へ同額を入金してくれる仕組みになっています。つまり、実際に行われているのは2回の国内送金だけなんです。

この仕組みによって、 中経銀行からの無駄な手数料も発生せず、また送金にかかる時間も大幅に短縮できるようになり、結果として「圧倒的に安くて速い」という実績を生み出しています。

Wise と TransferWise

Wise は2011年にTransferWise (トランスファーワイズ) という名前で海外送金のサービスを開始して、2021年には Wise (ワイズ) に名前を変更し、ロンドン証券取取引所にも上場しています!現在の利用者数は世界で1,600万人以上、四半期毎の送金総額は300億英ポンドに上り、Wiseが掲げている「新しいテクノロジーで国際送金のあり方を変える」というミッション通り、これまでの国際送金のあり方を変え、世界中の人の生活を支えています。

「誰かに送金する」という目的以外でも、自分が持っている日本の銀行から海外の銀行に資金を移動するという目的でも使えますよ!

2. Wise が凄い3つのポイント

学生にも優しいその安さ

Wise の一番の強みは「安さ」です。

海外送金の際にチェックすべき点は「手数料」と「為替レート」で、この2点によって海外送金する際の受取額が大きく変わってきます。前の項で触れてきたように、Wise はその独自の送金システムのおかげで、送金時の手数料が通常の銀行の海外送金サービスよりも圧倒的に安いです。それに送金前に全ての手数料が明確にわかるようになっている為、後から追加でかかってくるような「隠れ手数料」が存在しません。また、為替レートに関してもミッドマーケットレートと呼ばれる、手数料を上乗せされていない実際の為替レート (ググった際に出てくるレート) に設定されているので、最終的な受取額が最も高くなるケースがほとんどです。

以下に5万円を海外送金した際の簡単な比較表を用意しました。

サービス為替レート送金手数料受取額
Wise142.110562 JPY347.89 USD
楽天銀行143.1611,750 JPY337.03 USD
-10.86 USD
PayPal151.263499 JPY327.25 USD
-20.64 USD
三井住友銀行143.5313,500 JPY323.97 USD
-23.92 USD
三菱UFJ銀行143.1516,000 JPY307.37 USD
-40.52 USD
比較は2024年10月時点のもの

この通り見覚えのある銀行やサービスを並べてみてもこの結果です。送金手数料は必ずしも一番安いという形にはならないケースもありますが、それでも最終的な受取額は一番高いのが見てわかると思います。

以下のサイトから自分でシミュレーションすることも出来るので、是非試してみてください。

圧倒的な送金スピード

次に着金までの「スピード」です。

通常の銀行を利用して行った海外送金は、着金までに数日~1週間程度かかることが一般的です。対してWiseでは、脅威の「全送金の45%が即時(手続きから20秒以内)」で、「90%が24時間以内」に届くようになっています。なるべく早く送金を行いたいって方は銀行に頼むより Wise を利用することを強くおすすめします。Wise のアプリで送金の経過を常に確認することが出来るも、Wiseを安心して利用出来る部分のひとつですね。

さらに、送金は直接相手の銀行口座に入金されるため、PayPal のように「受取人もWiseアカウントを作らなければならない」ということがない為、こういった部分も双方に取っての時間短縮に繋がるんじゃないかなと思います。

安心のカバー範囲

最後にその安心の「カバー範囲」です。

Wise の利用可能国は世界で160ヵ国以上にも及び、なんと40通貨以上も扱っている為、みんなが留学やワーホリ、その他海外旅行で訪れるような主要都市は基本的に全てカバーされているのも Wise の強みと言えます。

また、Wise はマルチカレンシー (他通貨) 口座という機能を提供していて、40種類以上の複数の通貨を同時に1つのアカウントで扱うことが出来ます。これによって、日本から海外の口座を開設するかのように口座情報を得ることができ(口座詳細に対応しているのは8通貨のみ)、現地の人と同じようにお金のやり取りが出来るようになるんです 。

3. Wise のアカウント作成と使い方

Wise の利用はもちろん無料です。パソコンを持っていない人でもスマートフォンさえあれば誰でも簡単に利用出来ます!ただ、当然みなさんのお金を扱う分セキュリティ面は非常に厳重になっており、アカウントを開設する際には必ず本人確認が必要になります。その辺も含めアカウント作成から送金方法まで順を追って説明していきますので是非参考にしてみてください!

まずは会員登録

Wiseホームページにアクセスし、「会員登録」をクリックしてください。

次にメールアドレスを入力してください。

個人アカウントか法人アカウントを開設するか選ぶことが出来ます。ほとんどの方が個人での利用を目的としていると思いますので、その場合は「個人アカウント」を選択してください。

居住国を選びます。日本国外に住んでいたとしても、日本からの送金も可能なので、自分の正しい居住国を選びましょう。

携帯電話番号を登録するとSMSで認証コードが届くようになっています。コードを確認出来たらそのコードで認証を完了させてください。日本以外の電話番号でも可能です。

これでひとまず会員登録は完了です。

送金情報の入力

会員登録が済んだところで、次は送金情報を入力していきます。利用内容を以下から選んでください。海外送金が目的なら「送金する」を選択してください。

次に送金額と通貨を選びます。

個人の銀行口座か法人の銀行口座から入金するかを選んでください。ほとんどの方は個人の口座からだと思いますので「個人」を選択してください。

その後、送金側 (自分) の情報を入力してください。

次に受取人のメールアドレスと口座情報を入力します。口座名義、口座番号、SWIFTなどの必要情報を受取側にきちんと確認しておきましょう。国によっては、他の情報が必要なこともあるので要注意です。受取人の口座情報が分からない場合は、ウェブ限定ではありますがメールアドレスで送金することも可能だそうです。

利用目的・年間予定送金額・収入源・収入額などを選択してください。「Wise で予定される年間送金額を教えてください。」などの項目もありますが、あくまで予定の額を入力していただければ問題ありません。

次はいよいよ本人確認です。

本人確認

本人確認は初回のみ必ず行われます。日本から利用される場合の必要なものは以下の通りです。

証明に必要なもの有効な本人確認書類
日本の顔写真付き身分証明書- マイナンバーカード
- 日本の運転免許証
- 2020年2月以前に発行された日本国パスポート
- 在留カード
のいずれか
マイナンバーが確認できる書類- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
- 6ヵ月以内に発行されたマイナンバー記載の住民票
のいずれか

アップロードした本人確認書類および写真の確認には数営業日かかるので少し余裕を持って行いましょう。

渡航後でも現地の本人確認書類等があれば本人確認は可能ですが、マイナンバーカードがあればそれだけで済むので、アカウント登録は本人確認も含め渡航前に日本で済ませておくことを強くおすすめします!

ここからの作業はスマートフォンで行います。スマートフォンをお持ちでない場合は、画面上の「スマートフォンをお持ちでない場合」をクリックして、パソコンから手続きを進めることも可能です。

次に本人確認に使う身分証明書の種類を選択してください。マイナンバーカード以外の身分証明書(運転免許証、在留カード、または日本のパスポート)を選んだ場合は、マイナンバー通知カードまたはマイナンバー記載の住民票が別途必要になるので、マイナンバーカードを使って進めるのが一番楽です!

画面に表示される4桁の認証コードを紙に書き、その紙と身分証明書を一緒に並べて撮影してください。

今度は、身分証明書の厚みを撮る必要があるので、身分証明書だけを持って指示の通り45度ほど傾けて撮影を行なってください。その後は裏面の撮影も行なってください (簡単なので画像は割愛します)

さらにさらに、先ほど使った認証コードを書いた紙を片手で持ち、画像の通り一緒に自撮りをする必要があります。

最後に、住民票、マイナンバー通知カード、マイナンバカードのいずれかをアップロードして本人確認の申請は終了となります。

初めてWiseを利用する場合は、本人確認が認証されるのに約3営業日ほどかかるので、少し余裕を持って行ってみてください!

送金情報の確認

ここまできてようやく最終手続きです。ラストスパートですよ!まずは受け取り人の居住国を選択してください。

次に送金の目的を選択します。

送金の詳細を確認してください。

入金方法を選択します。銀行振込を利用した場合の方が、デビットカードを利用した場合よりも安く済むことが多いですよ!

Wiseの日本口座に該当金額を振り込みます。Wiseの送金の仕組みの項でも説明した通り、Wise はまず、国内にある Wiseの口座に振り込まれたものを送金先の国に用意してある別のWise 口座へ転送して、そこから最終的に希望の送金先へ振り込むという仕組みを取っている為、このような流れになります!

これで一通りの流れは終了です!あとは、Wiseから受取人の口座に指定した額が指定した通貨で振り込まれるのを待つだけです!お疲れ様でした!

最後に

1ステップずつ画像付きで説明を行ったので、一見長く感じますが、実際にやってみると意外とすんなり終わっちゃうんですよね!海外生活って予期せぬことの連続なので、個人的には今のところ使う予定がなかったとしても、渡航前のTodo のひとつに「Wiseの登録」を含めておくことを強くおすすめします!何かあった時にすぐに資金を移動したり、海外送金出来る状況にあるとものすごく心強いですからね!

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この記事を書いた人

Kazuki

英語を使って世界中の人と、遊びも仕事も楽しみたいと思いトロントに留学を決意。たくさんの仲間たちに囲まれて日々ネイティブに近づくべく奮闘中!「英語学習の楽しさ」や「トロントの魅力」を自ら伝える為に KK Talking の運営をスタート!ネイティブから学んだことをシェアしています。アニメ、ゲーム大好きのオタク属性。甘いものに目がない。

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